亮鍼灸院 SNS分析レポート

Instagram / X 全投稿データ分析、広告規制の制約、3媒体差別化運用の提案

調査日:2026年8月10日 / 対象:@ryo.harikyuin(Instagram 全141投稿)、@M4VI83Y6Ouy0YKs(X 全30投稿)、競合5アカウント、主要ハッシュタグ上位投稿(すべて2026年8月10日時点の公開表示値)

1. 現状サマリー

Instagram @ryo.harikyuinX @M4VI83Y6Ouy0YKs
フォロワー116人93人
投稿数141件(2023年6月〜2026年8月)30件(最終投稿 2021年8月17日=約5年停止)
平均いいね6.41〜4
総コメント数141投稿で3件ほぼ0

結論

  • Xは2021年8月以降更新が止まっています。Instagramは投稿を継続されている一方で、投稿量の増加と反応の低下が並行しており、方針の見直しが必要な局面です。

2. Instagram:投稿量の増加と反応の低下が並行している

月ごとの1投稿あたり平均いいね数の推移です。

時期投稿数平均いいね
2023年8月10件11.2
2023年9月13件9.8
2026年4月13件4.0
2026年5月18件1.8
2026年6月18件1.7
2026年7月12件0.58(12投稿で合計7いいね)

2023年と比べて投稿本数は同等以上ですが、反応は約20分の1になっています。直近12投稿のうち6投稿がいいね0件です。

ここから言えるのは「同時期に投稿量の増加と反応の低下が並行して起きている」という相関までであり、投稿数といいね数だけで因果を確定することはできません。投稿内容、時期、フォロワー構成、配信状況など複数の要因が考えられます。ただし少なくとも、現在の投稿量を維持しても反応は回復しておらず、方針を変えずに継続する判断は取りにくい状況です。

2-1. 何が効いていて、何が効いていないか

投稿を1件ずつ確認すると、反応の傾向にはっきりした差が出ています。

反応が取れているもの(歴代上位15投稿の内訳)

  • 症例報告(顔面神経麻痺に関するもの)→ 22いいね(歴代1位)
  • 想い・理念:「あなたの『本気で治したい』という想いに応える治療院です」→ 21いいね(コメント付き)
  • 中の人・実績:顔面神経麻痺学会に参加(17)、認定試験合格の報告(14)、院長のフランス研修(13)、新スタッフ研修(15)、専門学校での講義(14)
  • 季節の実用ネタ:「暑くて眠れない 対策4選」→ 17いいね
  • 選ばれる理由・院内紹介 → 17/14

反応が取れていないもの(=現在の主力シリーズ)

  • 「論文でわかる身体のしくみ②」シリーズ → いいね 0, 0, 0, 1, 2
  • 「HRV(心拍変動)とは?」「HF波って何?」 → すべて0〜2
  • 「今日からできるセルフケア」シリーズ → 0, 0, 2, 2

専門性を丁寧に伝えようとされた結果、用語が同業者向けに寄っている可能性があります。「HF波」「HRV」は、患者が検索する語ではありません。一方で8月5日の「桑園中央病院での鍼灸活動」(人と現場が写っている投稿)は、同じ週に7いいねを獲得しています。人と現場が写る投稿は、次に試す方向として有力な手がかりです。

制作上の指摘:「今日からできるセルフケア①」が7月31日と8月7日の2回投稿されており、8月7日の①は本文が「前回は…」で始まっています。ナンバリングが崩れたまま公開されています。

2-2. リールをほぼ使っていない

141投稿の内訳は、画像42件/カルーセル95件/リールわずか4本です。

投稿形式本数平均いいね平均再生数
画像42件5.4
カルーセル95件6.8
リール4件6.8225

リール4本の再生数は361・242・170・126。フォロワー116人に対して、リールだけがフォロワー外にリーチしています。(他の形式はフォロワー内で完結)。2026年は4月に3本出したのち止まっており、この形式にはまだ検証の余地があります。

3. 競合分析

3-1. 札幌の地域競合

アカウントフォロワー平均いいね状況
@tjm.totono_sinkyu(TJMととの鍼灸院・中央区/自律神経)6262026年3月開院。中央区に所在し、自律神経を訴求。大通院と商圏・訴求が重なる
@daichi_nakanoshima(だいち鍼灸接骨院 中の島店)18313リール活用。平均900再生

TJMは開院5ヶ月・フォロワー62人の段階で、直近投稿の平均いいねが6です。フォロワー数では亮鍼灸院が上回る一方、1投稿あたりの反応数では下回っている、という関係になっています。

3-2. 顔面神経麻痺の専門競合(全国)

アカウントフォロワー状況
@harishia_acu_fp(小岩・東大病院鍼灸部門)152投稿15件、2024年9月で更新停止
@89anjudou(岐阜・臨床20年)25平均2いいね

調査範囲で見えたこと

  • 今回調査した範囲では、「顔面神経麻痺 × 鍼灸」を継続的に発信している専門アカウントはほとんど見当たりませんでした(1件は2024年9月で更新停止、1件はフォロワー25人)。
  • 亮鍼灸院は、学会所属・認定試験合格・病院での活動といった発信できる事実をすでに保有しています。

3-3. ベンチマークすべき成功例

@anju.shinkyu(佐世保・自律神経×ダイエット)/フォロワー959人

投稿数は亮鍼灸院の3分の1でありながら、フォロワーは8倍。量ではなく、形式(リール)と人格の露出で差がついています。

4. 実際に大きなリーチを獲得している投稿

主要ハッシュタグの上位投稿を実データで確認した結果です。

ハッシュタグ(投稿総数)アカウント再生数 / いいね形式の傾向
#顔面神経麻痺(2.0万件)@biyou_kawashima496,840再生 / 1,006施術の様子を映した1分程度の短尺動画
#自律神経失調症(30.4万件)@doyagaotogawa790,397再生 / 3,973施術手技の実演動画
#自律神経失調症@softseitaiin408,306再生 / 5,465セルフケア手技の短尺動画
#自律神経失調症@seitai_yu_kyoto254,763再生 / 2,812短時間で完結するセルフケアの短尺動画
#耳鳴り(9.2万件)@love_world_inc472,634再生 / 1,697症状のリスクを取り上げた短尺動画
#耳鳴り@matsunaga.ookita49,935再生 / 746受診の緊急性を強く訴える短尺動画

高リーチ投稿に共通する3つの型と、採否の判断

  • 型①:施術前後の変化を1分以内の動画で見せる
  • 型②:危機喚起の1行フック(放置した場合のリスクを強く提示する)
  • 型③:「1日1分」「実はコレだけ」といった、行動コストを極小化する表現
  • このうち型①と型②は、表現や表示方法によっては誇大または不当な誘引と評価されるおそれがあるため、本レポートでは採用しない前提で施策を組んでいます(判断の根拠は次章)。
上表は、高いリーチを得ていた公開投稿の形式傾向を整理したものです。第三者の投稿内容の適否を評価するものではなく、自院での採否は次章の運用基準に基づいて判断します。掲載事業者には整体・美容分野など、鍼灸院とは適用される規制の枠組みが異なるものが含まれます。

「反応が取れる型」と「鍼灸院が採用してよい型」は一致しません。現在の主力である「論文でわかる身体のしくみ②」は、規制上の懸念は小さいものの、3つの型のいずれにも該当していません。

5. あはき・柔整広告ガイドラインという前提条件

戦略を立てる前に、鍼灸院の情報発信を規定する法的枠組みを確認する必要があります。厚生労働省は令和7年2月18日付で「あはき・柔整広告ガイドライン」を策定しており、本レポートでは当該ガイドライン原文を直接確認しました。

5-1. 前提:SNSは一律に「広告」ではない

まず押さえるべき原則

  • ガイドラインは「原則としてウェブサイト等は、あはき師法、柔整師法の規制対象となる広告には該当しない」としています。SNSも含め、ウェブ上の情報発信が一律に広告扱いされるわけではありません。
  • ただし例外として、バナー広告等と「SNSでの書き込み等」については、誘引性・特定性・認知性の3要件をすべて満たす場合に、広告として取り扱うとされています。
  • 公開範囲が限定されない投稿は公開時から認知性を満たし、限定される投稿もSNSの拡散性から認知性を満たし得るとされています。したがって、院名により施術所を特定でき、来院を促す意図が認められる公式アカウントの投稿は、実際にはこの3要件を満たす場合が多いと考えられます。
  • つまり「公式アカウントの投稿だから当然に広告」ではありませんが、「広告に該当し得る」という前提で企画するのが安全です。

5-2. リスクは2つの経路から生じる

ここが実務上もっとも重要な点です。広告に該当する場合も、しない場合も、それぞれ別の規律がかかります。どちらの経路でも問題になり得ます。

①広告に該当する場合②広告に該当しない場合
適用される規律あはき法第7条による広告可能事項の限定列挙ガイドラインⅥ「ウェブサイト等に掲載すべきでない事項」
内容広告できる事項は、氏名・住所・施術所の名称・電話番号・所在地・施術日時・届出をした旨・療養費支給申請ができる旨・予約・出張・駐車設備などに限定列挙されています。施術前後の写真はこの中に含まれません広告に該当しないウェブサイト等についても、虚偽・誇大な内容など掲載すべきでない事項を指針が定め、自主的な取組を促しています
帰結列挙されていない事項は、そもそも広告できません行政指導の判断材料になります

5-3. 個別の論点

確認した内容(ガイドライン原文より)

  • 施術前後の写真等について:「撮影条件や被写体の状態を変える等して撮影した施術前、施術後の写真等を掲載し、その効果・有効性を強調することは、利用者を誤認させ、不当に誘引するおそれがあることから、内容が誇大なものとして取り扱うべき」とされています。加工・修正したものは虚偽広告に該当し、他法令による規制も受け得るとされています。
  • 厳密に読めば、問題とされているのは「撮影条件や被写体の状態を変えて撮影」し、かつ「効果・有効性を強調」する使い方です。ただし施術前後の比較は、見せること自体が効果の訴求として機能するため、「強調していない」という整理は実務上とりにくいと考えられます。
  • 体験談・手記は、施術所からの依頼や謝礼、利益関係がある場合は広告に該当し、広告可能事項ではないため掲載できないとされています。
  • 「早急な受療を過度にあおる表現」は掲載すべきでないとされ、禁止例として「こんな症状が出ていれば命に関わりますので、今すぐ受療ください。」が挙げられています。
  • 科学的根拠が乏しい情報で不安を過度にあおり、受療へ誘導することも慎むべきとされています。
あはき法とは別に、患者さんの同意・肖像権・個人情報の論点が併存します。同意を得ていても、あはき法上の可否は別途判断が必要です。

5-4. 罰則と実際の運用

ただちに摘発される性質のものではありませんが、受領委任の取扱いに波及し得る点は、経営上のリスクとして認識しておく必要があります。

5-5. 本レポートの方針

以上を踏まえ、本レポートで採用しない施策

  • 施術前後の写真・動画等による変化の提示。広告に該当する場合は広告可能事項に含まれず、該当しない場合も誇大と評価されるおそれがあります。管轄保健所への確認が取れるまでは採用しない前提とします。
  • 「その耳鳴り、48時間以内に耳鼻科へ」「最初の72時間で予後が決まります」といった、期限や危険性を強調して受療を促すフック。ガイドラインの禁止例と近い形式です。
  • 患者さんの体験談・感想の掲載。院からの依頼や謝礼、利益関係がある場合は広告に該当し、広告可能事項ではないためです。
  • 第4章のとおり、これらは他分野では高いリーチを得ている手法です。リーチの面では有力ですが、規制上のリスクを踏まえ、本レポートでは採用しない前提で施策を組んでいます。
本章は公開されているガイドラインの読解に基づく整理であり、法的助言ではありません。個別の投稿案の可否は、管轄保健所(札幌市)または医療広告に詳しい専門家にご確認ください。公式サイトやGoogleビジネスプロフィールも、上記の2つの経路のいずれかが適用され得ます。「ウェブなら自由に書ける」という扱いはできません。

5-6. よくある質問

Q. うちのSNS投稿は、全部「広告」になるということ?
いいえ。ガイドラインは「原則としてウェブサイト等は規制対象となる広告には該当しない」としています。ただし例外として、SNSの書き込みは誘引性・特定性・認知性の3つをすべて満たす場合に広告として扱われます。院名が出ていて、来院を促す意図があり、公開されている投稿は、実際にはこの3つを満たすことが多いと考えられます。ですので「全部が広告」ではありませんが、「該当し得る前提で作る」のが安全です。
Q. 施術のbefore/after(施術前後の変化)の提示は違法なの?

「違法」と言い切れるものではありません。ただしリスクが2つの経路から生じます。

① 広告に当たる場合 ── 法律で広告できる項目が限定列挙されており(氏名・住所・施術所名・電話・所在地・施術日時・届出・療養費・予約・出張・駐車設備など)、施術前後の写真はそこに含まれません。

② 広告に当たらない場合 ── ガイドラインが「掲載すべきでない事項」を定めており、撮影条件や被写体の状態を変えて撮影した施術前後の写真で効果・有効性を強調することは、誇大なものとして扱うべきとされています。

どちらの経路でも問題になり得るため、確認が取れるまでは避ける、という判断です。

Q. 患者さんの同意をもらえば大丈夫では?
同意は必要ですが、それだけでは足りません。患者さんの同意・肖像権・個人情報の話と、あはき法上の広告として掲載してよいかは別の論点です。同意を得ていても、あはき法上の可否は改めて判断が必要になります。
Q. 他の院はやっているのに、なぜうちはダメなの?
レポート第4章で挙げた高リーチのアカウントには、整体・美容分野など鍼灸院とは適用される規制の枠組みが異なる事業者が含まれています。同じ土俵ではありません。また、規制対象であっても指摘を受けていないだけ、という可能性もあります。
Q. もし指摘されたら、いきなり罰せられるの?
いいえ。運用としては、まず行政指導で中止や是正を求め、指導に従わない場合や繰り返す場合に告発を検討する、という段取りです。罰則は30万円以下の罰金と定められています。ただし罰金刑に至った場合、受領委任の協定・契約違反として地方厚生局等へ通知される旨の規定があるため、そこは経営上のリスクとして押さえておきたい点です。
これらの説明は、公開されているガイドラインの読解に基づく整理であり、法的助言ではありません。

6. 今後の戦略

6-1. 戦略の軸:SNSの役割を、集患だけでなく信頼形成・予約前の確認に置く

軸の再定義

  • 第5章のとおり、施術効果の訴求によって短期的に拡散を取る手法は採用できません。そのためSNSに新規集患の主戦場を期待する設計は、成果が出にくいと考えられます。
  • 実際の来院動線は、Google検索・マップ・紹介で院名を知る → 公式サイトで条件を確認する → Instagramで担当者・院の雰囲気・安全姿勢を確認する → 予約、という順序になります。SNSはこの3番目、すなわち「指名検索の受け皿」として機能します。
  • この整理に立つと、Instagramは週2本で十分です。毎日投稿して低反応の一般健康情報を積み増すより、顔と資格、院の透明性、安全への姿勢を継続的に蓄積するほうが合理的です。
  • 院長へのご説明としては「規制を守ると伸びない」ではなく、「効果誇張による短期拡散を捨て、選ばれる根拠の可視化と検索時の信頼獲得へ目的を切り替える」が正確です。

なお獲得商圏については、鍼灸が複数回の通院を前提とすることから、札幌市内および無理なく継続通院できる近隣と置きます。顔面神経麻痺は遠方からの問い合わせも想定されますが、継続通院の可否を踏まえ、遠方は例外的に成立する紹介・短期滞在の検証対象に留めます。

6-2. リソース配分:SNSは全体の2〜3割に留める

現在はSNS(実質Instagram)にほぼ全リソースが投下されていますが、来院動線の上流にあたる公式サイトとGoogleビジネスプロフィールの整備が、今回の調査対象に含まれていません。上流を先に整えないと、SNSで関心を持った人が検索した先で離脱します。

領域配分の目安具体的にやること
公式サイト・Googleビジネスプロフィール50〜60%所在地・営業時間・料金・予約方法・資格・対応内容・アクセス・写真・予約導線の整合。「札幌+症状名」「栄町/大通+鍼灸」で検索した人を取り切る
SNS(Instagram中心)20〜30%担当者と資格の可視化、院の透明性、安全への姿勢の蓄積
予約対応・既存患者・紹介導線20〜30%予約時の流入元の聴取、口コミ獲得と返信、耳鼻咽喉科・脳神経内科等との紹介関係の整理
顔面神経麻痺については、SNSの媒体を増やすことよりも、耳鼻咽喉科・脳神経内科・歯科等との紹介関係を構築するほうが獲得効率で上回る可能性が高いと考えます。これはSNS運用のKPIには含めず、院長の経営課題として別途整理されることをお勧めします。

6-3. 具体アクション

① 今すぐ止めること
  • 「論文でわかる身体のしくみ」「HF波」「HRV」系の連投をいったん停止する(現状で最も反応が得られていない領域のため)
  • 画像・カルーセルの毎日投稿をやめ、週2本まで落とす
  • 施術前後の写真・動画、患者さんの体験談、期限や恐怖を煽るフックは、企画段階で除外する
② 主軸は「人と資格の可視化」(週2本)
  • 実測データ上、最も反応が取れているのがこの領域です。(学会参加17、認定試験合格14、専門学校での講義14、フランス研修13、新スタッフ研修15いいね)
  • 院長・スタッフの自己紹介リールを1本制作し、プロフィールにピン留めする(ベンチマーク先 @anju.shinkyu の最大ヒットも自己紹介リールで3,282再生)
  • 顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会の認定、学会所属、桑園中央病院での活動、専門学校での講義は、いずれも事実の客観的表示に留めれば発信できます
  • 資格や実績の提示が効果の暗示に転化した時点で、規制の対象になります。
③ 受診判断の支援(全体の2〜3割)
  • 「顔が動かしにくい、急に聞こえ方が変わったと感じた場合は、鍼灸の予約ではなく、まず医療機関にご相談ください」という趣旨の案内
  • 期限・恐怖のフック(48時間、72時間、予後が決まる、放置すると危険)は使わない。断定を避けた事実の案内に留め、内容は公的機関・専門学会の一次情報に沿わせる
  • 直接の予約にはほぼ結びつきません。目的は、患者安全を優先する院であるという証拠を残すこと、医療機関を受診した後に鍼灸を検討する人に想起されること、紹介の発生です
  • KPIは予約数ではなく、保存・共有、プロフィール閲覧、来院時の認知経路で見ます
④ コメント0問題への対処
  • 141投稿でコメント3件という状態は、アルゴリズム上の評価では不利に働きます
  • 投稿末尾を問いかけで締める。ただし症状を尋ねる形(「あなたはどちら側の麻痺ですか?」)は、回答が体験談化して規制に触れる恐れがあるため避け、「セルフケア、続いていますか?」のように症状に踏み込まない問いにする
  • ストーリーズの質問スタンプ・アンケートを週1で回す
⑤ Xの扱い
  • 5年間更新が止まっており、フォロワーも93人のため、限られた工数を割いても短期の効果は見込みにくい状況です
  • 当面はプロフィールと固定ポストのみ更新し、公式サイトへ送客する看板として残す
  • 本格再開の是非は、次章の3媒体差別化の文脈で検討します

6-4. 90日ロードマップ

期間やること目標
1ヶ月目論文シリーズ停止/自己紹介リール制作+ピン留め/並行してGoogleビジネスプロフィールと公式サイトの整備に着手/予約時の流入元聴取を開始計測の土台をつくる。いいね0の投稿をゼロにする
2ヶ月目「人と資格の可視化」を週2本で継続/受診判断支援の投稿を月2本/全投稿にコメント誘導を設置プロフィール閲覧とリンククリックの発生。コメント月5件
3ヶ月目反応の良かった型を反復/プロフィール文を資格・対応症状・所在地の明示に書き換えSNS起点の有効問い合わせ3件、初診来院2件(未達なら次章の停止基準を適用)

7. 【追加提案】X/Instagram/Threads 3媒体の差別化運用について

院長より「X・Instagram・Threads(新規開設)の3媒体で投稿内容を差別化してはどうか」とのご提案をいただきました。各媒体のメディア特性・ユーザー属性を調査したうえで、設計案と留意点をまとめます。

結論

  • 方向性は正しいと考えます。3媒体はアルゴリズムもユーザー層も実際に大きく異なり、同じ内容を流すのは非効率です。差別化する価値は確実にあります。
  • ただし「媒体ごとに別々のネタを作る」設計にすると、ほぼ確実に破綻します。現状はInstagram1媒体だけで月12〜18投稿を制作しながら反応が0.58いいねまで低下している状態であり、ここから制作負荷を3倍にすると、3媒体すべてが中途半端になります。
  • 推奨するのは「1つの素材を、3媒体それぞれの文法に変換して出す(1ソース3展開)」という設計です。制作負荷は実質1.2倍程度に抑えたまま、3媒体運用が成立します。

7-1. 3媒体のユーザー属性(総務省 令和6年度調査)

国内の年代別利用率です(総務省情報通信政策研究所「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」2025年6月公表、N=1,800)。

サービス全年代20代30代40代50代60代70代男性女性
Instagram52.6%78.0%70.5%67.0%52.7%34.7%10.4%47.6%57.5%
X(旧Twitter)43.3%78.0%61.6%48.7%43.6%22.1%8.1%44.0%42.6%
LINE(参考)91.1%97.7%97.9%94.8%94.5%91.1%71.8%88.4%93.7%

Threadsは、この総務省調査では調査項目に含まれていません。これ自体が「普及規模がまだ官庁統計の対象になる水準に達していない」ことを示しています。参考値として、Threadsは世界5億人以上(Meta、2026年6月)、国内は推定1,200万人規模とされています。

Threadsの属性内容
中心年代20代〜30代前半がボリュームゾーン。20代の毎日利用率が28.7%と最も高い
性別女性優位(毎日利用 女性24.2% / 男性17.6%)
1日の利用時間約7割が30分未満(10分未満37.1%、10〜30分33.3%)
見られる時間帯昼休み・日中休憩30.4%、通勤通学25.4%、就寝前24.0%
利用目的暇つぶし42.1%、趣味・娯楽39.5%、トレンド確認36.0%、商品・サービス検索22.2%
企業公式のフォロー23.7%が企業・ブランド公式をフォローしている
Threadsの属性数値は、RASA JAPAN(2026年3月19日、有効回答536名)のインターネット調査に基づく参考値です。総務省調査のような大規模・継続調査ではないため、傾向を掴む目的でご覧ください。

7-2. 3媒体のメディア特性の違い

InstagramX(旧Twitter)Threads
主な形式画像・動画(リールが主力)テキスト+リンクテキスト中心
フォロワー外への届き方リールのおすすめ経由リポストによる拡散おすすめフィード(フォロワー0でも届く)
アルゴリズムの評価軸視聴維持・保存・シェアアカウントの信頼性+拡散数投稿単体の反応、特に返信(会話)
本文に外部リンク不可(プロフィールのみ)可能。送客力が最も高い可能だが送客力は限定的
投稿の寿命長い(ストック型)短い(数時間のフロー型)中程度
推奨投稿頻度リール週2+フィード週1週2〜3週2〜5回(Meta公式の推奨)
企業の参入状況飽和飽和参入率が低く先行者優位を取りやすい

特にThreadsについては、Metaが「返信が得られた投稿はより多くのユーザーにおすすめ表示される」「Threadsの閲覧数の半数は返信(コメント)に由来する」と説明しています。つまりThreadsで最も重要な指標はいいね数ではなく返信数であり、問いかけで終わる投稿が構造的に有利になります。

7-3. 亮鍼灸院の患者層とのマッチング

得意症状である顔面神経麻痺・耳鳴り・突発性難聴の患者層を仮に40〜60代と置いた場合、この層への到達力で3媒体を評価すると、次のようになります。

この年代の想定は、一般的な症状の傾向に基づく仮説であり、亮鍼灸院の実際の来院者データで確認したものではありません。第8章の計測で来院者の年代・性別・流入元が蓄積されしだい、検証・修正してください。
媒体40〜60代への到達力評価
Instagram40代67.0%/50代52.7%/60代34.7%。女性57.5%◎ 想定患者層に最も広く届く。利用率は女性がやや高い。主戦場はここに置く
X(旧Twitter)40代48.7%/50代43.6%/60代22.1%△ 60代への到達力が低い。患者本人より「親の顔が曲がった」等の家族世代・医療者に届く媒体
Threads20〜30代前半が中心△ 顔面神経麻痺の主要患者層とはズレる。若年層の自律神経・不眠・パニックと、認知の裾野づくり向け

重要な前提の共有

  • Threadsに顔面神経麻痺の集客を期待してはいけません。年代がずれています。
  • Threadsの役割は「新規リーチの獲得」と「若年層の自律神経系の入口」であり、顔面神経麻痺の集客はInstagramと公式サイトが担います。この期待値を最初に揃えておかないと、3ヶ月後に「Threadsは効果がなかった」という誤った結論になります。

7-4. 差別化の設計:媒体ではなく「患者の段階」で分ける

「Instagramは症例、Xはお知らせ、Threadsは日常」といった内容ジャンルでの分け方は、一見整理されて見えますが、どの媒体も来院につながりません。推奨するのは、患者が来院に至るまでの段階で役割を分ける設計です。

媒体担う段階投稿内容ゴール(KPI)
Threads① 認知・気づきまだ症状を言語化できていない人へのテキストでの共感と気づき。「朝、起きられないのは気合いの問題じゃないです」など。必ず問いかけで終える返信数(Threadsは閲覧の半数が返信由来のため)
Instagram② 比較検討・信頼構築院長・スタッフの紹介、院内の様子、学会所属・認定・研修などの実績。「この人たちに任せて大丈夫か」に答える再生数・保存数・DM相談数
X(旧Twitter)③ 緊急検索・権威づけ・送客症状名で検索する人を拾い、本文にリンクを置いて公式サイトの症状解説ページへ送客する。3媒体のうち送客力が最も高いリンククリック数・サイト遷移数
この役割分担は運用の指針であって、患者の実際の行動がこのとおりに分かれるわけではありません。特に治療院の比較検討は、SNSではなくGoogle検索・マップ・口コミ・公式サイトで完結しがちです。媒体ごとに役割を固定することよりも、どの接点でも「誰が診るのか」「どこにあるのか」「何を相談できるのか」「どう予約するのか」が即座に分かる状態を優先してください。

この設計から導かれる、最も重要な打ち手

  • Instagramでは反応が得られなかった「論文でわかる身体のしくみ」「HRV」「HF波」シリーズは、廃棄するのではなくXへ移設することを提案します。Xの利用者は20〜40代が中心で、鍼灸師・医療者・研究者が多く在籍しており、専門的な内容の受け手が存在します。
  • ただし留意点があります。反応が出なかった原因がInstagramという媒体ではなく「患者の不安や行動に接続していない題材であること」だとすれば、Xに移しても結果は同じです。医療者に読まれたとしても、札幌の新患予約に直結するとは限りません。
  • したがってXの論文発信は、集患施策ではなく「医療者向けの認知・紹介関係づくり」として、集患KPIとは分けて評価してください。すでに書き溜めた原稿がそのまま使える点はメリットです。

7-5. 運用モデル:1ソース3展開

週1本のInstagram投稿を起点に、同じ素材を3媒体の文法へ変換します。新規に制作するのは1本のみで、他は変換作業(各10分程度)です。起点となる素材は、第6章の方針に沿って「人と資格の可視化」「院内の様子」「受診判断の支援」から選び、患者さんの症例や体験談は素材にしません。

工程作業所要目安
起点院長・スタッフの紹介、学会や研修の報告、院内の様子などを1本制作(Instagram)60〜90分
変換①その中の一節を抜き出し、問いかけを添えてThreadsへテキスト投稿10分
変換②要点を3行に圧縮し、公式サイトの該当ページのリンクを付けてXへ投稿10分
補強Threadsは週2本のため、残りは院内の一言や一般的な注意喚起をテキストで投稿1投稿5分
患者さんの発言、症例の要約、施術前後の変化は、同意の有無にかかわらず本モデルの素材には含めません(第5章の運用基準)。

7-6. 3媒体の「文法」とは何か

前節で「3媒体それぞれの文法に変換する」と述べました。ここでいう文法とは、同じ内容を伝える場合でも、冒頭の作り方・文字数・改行・リンクの置き方・トーン・締め方が媒体ごとに異なる、という意味です。この違いを無視して同じ文面を3媒体に貼ると、Xでは長すぎて読まれず、Threadsでは宣伝色が出て伸びません。

要素InstagramXThreads
主役画像・動画(文字は画像に焼き込む)テキスト+リンクテキストのみ
文字数の上限キャプション2,200字140字(無料)/Premiumは長文可500字
実際に読まれる量画像1枚目がすべて。本文は開かれない前提冒頭1〜2行。以降は「もっと見る」の内側3〜5行程度
勝負どころ最初の2秒(動画)/1枚目のデザイン1行目の言い切り語りかけの自然さ
本文の外部リンク置けない(プロフィールのみ)置ける。送客力が最も高い置けるが送客力は限定的
伸びる仕組み保存・視聴維持リポスト(引用したくなる一文)返信(閲覧数の約半分が返信由来)
ハッシュタグ複数可1〜2個まで。多いと逆効果トピックは1個のみ
馴染むトーン丁寧・きれいめ情報密度が高い・断定的独り言・会話体。宣伝色が強いと伸びない
締め方「プロフィールのリンクから」リンクを貼る問いかけで終える

以下は、実際に反応の良かった素材(顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会の認定試験合格の報告)を、3媒体それぞれの文法へ変換した例です。いずれも効果の断定・体験談・施術前後の比較・受療をあおる表現を含まない形にしています。

① Instagram(画像+キャプション)

<画像1枚目に大きく焼き込む文字>

顔面神経麻痺 リハビリテーション技術講習会 認定試験 合格しました

<キャプション>

【ご報告】

第15回 顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会の認定試験に合格しました。

顔面神経麻痺は、リハビリの方法によって経過が変わることが知られています。だからこそ、自己流ではなく、体系立てられた技術を学び直す必要があると考えました。

講習会では、評価の方法から患者さんへの説明の仕方まで、あらためて基礎から確認しました。

亮鍼灸院(栄町院・大通院/札幌)

ご予約はプロフィールのリンクから

#鍼灸 #札幌鍼灸 #顔面神経麻痺 #札幌市東区 #栄町 #大通

▶ ポイント:画像を見ただけで内容が伝わること。本文は読まれない前提で1枚目に情報を載せる。本文にリンクを貼れないため「プロフィールのリンクから」で締める。

② X(テキスト+リンク)

顔面神経麻痺のリハビリは、やり方で経過が変わる。

だから自己流ではなく、体系立てられた技術を学び直しました。第15回 顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会・認定試験に合格。

当院の顔面神経麻痺への取り組みはこちら

https://ryou-shinkyuin.com/(該当ページのURL)

▶ ポイント:1行目を言い切って止める(ここだけで読むかどうかを判断される)。改行で余白を作る。本文にリンクを置けるのはXだけなので、公式サイトへの送客はここが担う。ハッシュタグは付けないか1個まで。

③ Threads(テキストのみ・問いかけで締める)

顔面神経麻痺の認定試験、合格していました。

正直、この歳になって試験を受けるのは緊張しました。でも「学び直さないまま診るのは違う」と思ってしまって。

患者さんに説明するときの言葉選びも、講習で一番考えさせられた部分でした。

みなさんは、仕事で「学び直してよかった」と思ったこと、ありますか?

▶ ポイント:宣伝の匂いを消し、独り言に近いトーンにする。最後は必ず問いかけで終える(Threadsは閲覧数の約半分が返信由来のため、返信が付かない投稿は伸びない)。院名や予約導線は本文に入れず、プロフィールに任せる。

この3例が示していること

  • 新規に制作するのは①のInstagram用画像1枚のみ(60〜90分)。②と③は同じ素材の書き方を変えるだけなので、各10分程度で作れます。これが「制作負荷は実質1.2倍」と述べた内容です。
  • 逆に、①の文面をそのままコピーして②③に貼るのは最も避けるべき運用です。Xでは長すぎて読まれず、Threadsでは宣伝色が出て伸びません。
3媒体に完全に同じ文面をコピーして流すのは避けてください。各媒体のアルゴリズムは重複コンテンツを評価しにくく、また文法が異なるため反応も落ちます。最低限、冒頭の一文と最後のCTA(誘導文)は媒体ごとに書き分けてください。

7-7. 段階導入のスケジュール

3媒体を同時に立ち上げるのは失敗率が高いため、段階的な導入を強く推奨します。

時期やること理由
1ヶ月目Instagramの立て直しに集中(論文シリーズの停止、投稿を週2本に整理)。3媒体展開はまだ行わない土台となる素材が生まれない限り、他媒体に展開するものがないため
2ヶ月目Instagramの指標を確認したうえでThreadsを開設。週2本・作業は週30分以内の上限付きで、テキストのみの並走テストとして開始テキストのみで負荷が軽く、フォロワー0でもおすすめ経由で届くため最初の追加媒体に適する。ただし上限を設けないとInstagramの制作時間を侵食する
3ヶ月目Xを再稼働。プロフィール刷新から開始し、論文シリーズの移設は計測導線が整ってから。週2回程度5年停止しているため回復に時間がかかる。優先度は3番目でよい

7-8. 実行前に確認いただきたいリスク

① 広告規制は3媒体すべてにかかる
  • 第5章のとおり、公式アカウントの投稿は媒体を問わず原則として広告に該当します。媒体を増やすことは、露出と同時に規制リスクも増やすことを意味します。
  • Threadsで「気づきのテキスト」を書く場合も、院名や症状名を伴い集客の意図があれば広告として扱われ得ます。効果の保証、症例の結果訴求、体験談、期限や恐怖のフックは3媒体すべてで使えません。
  • 各媒体のプロフィール文・固定投稿・リンク先も規制対象です。月1回まとめて点検してください。
② 制作リソースの上限を先に決める
  • 現在Instagram単独で月12〜18投稿を制作されています。3媒体化にあたっては、総投稿数を増やすのではなく、Instagramの本数を減らしてThreads・Xに振り分けてください。
  • 推奨配分は Instagram 月8本(週2本)/Threads 月8本(週2本・作業は週30分以内)/X 月4本。総量は現状より確実に減ります。第6章のとおり、SNS全体をリソースの2〜3割に抑えるためです。
  • Threadsの作業がInstagramの制作・監修時間を侵食し始めた時点で、Threadsを先に止めてください。
③ 媒体ごとにKPIを変える
  • 3媒体を同じ「いいね数」で評価すると、必ず判断を誤ります。
  • Instagram=保存数・プロフィール閲覧・リンククリック/Threads=返信数とリンククリック/X=リンククリック数と医療者からの反応。
  • ただし、いずれも最終的な判断は次章の「有効問い合わせ」と「初診来院」で行います。いいね・再生数・フォロワー数はすべて補助指標です。

8. 計測設計と停止基準

いいね数を追いかけても、来院につながったかは分かりません。また「効果がなければやめる」という基準を先に決めておかないと、成果が出ないまま媒体だけが増え続けることになります。

8-1. 計測の準備(開始前にやること)

8-2. 指標の定義

指標定義
有効問い合わせ商圏内または通院を継続できる方からの、本人または家族による相談で、連絡先と予約候補日があるもの。単なる質問やDMは含めない
SNS起点の初診予約時の流入元がSNS、または予約前30日以内に該当SNSのリンクを経由した方の、実際の来院。予約数ではなく来院数で数える
補助指標リーチ、プロフィール閲覧、リンククリック、保存、返信。いいね・フォロワー数は最も優先度が低い

以下の項目を毎週記録してください。投稿本数/制作と返信にかけた時間/リーチ/プロフィール閲覧/リンククリック/有効問い合わせ/予約/実来院/キャンセル/流入元不明率、を記録してください。

8-3. 停止基準(初期仮説)

以下の数値は、現時点の公開データのみに基づく初期仮説です。院の客単価、現在の初診数、制作にかけられる時間、既存の予約導線を確認したうえで、運用開始前に院長と合意のうえ調整することを前提としています。
Instagram(12週間・24投稿で判定)
  • 継続:SNS起点の有効問い合わせ3件以上、かつ初診来院2件以上
  • 4週間延長して導線のみ改善:プロフィール閲覧やリンククリックは発生しているが、問い合わせが0件の場合。投稿形式を増やさず、予約ページとCTAだけを修正する
  • 停止:12週間・24投稿を経て有効問い合わせ0件、または初診0件
  • 頻度を落とす:制作と返信が週2時間を超えた時点で週1本に減らす。それでも超えるなら停止
  • 即時停止:効果の断定、依頼による体験談、監修できない医学的主張が発生した場合。公開前のチェック体制が回らないなら、そもそも運用しない
Threads(8週間・16投稿で判定)
  • 継続:有効問い合わせ1件以上、または予約ページのクリック10件以上かつクリック後の問い合わせ率10%以上
  • 停止:16投稿を経て有効問い合わせ0件、またはリンククリック10件未満
  • 停止:週30分の作業上限を2週連続で超えた場合
  • Instagramの制作時間を侵食した時点で、Threadsから先に止める
X
  • 集患KPIでは判定しない。医療者向けの認知・紹介関係づくりとして別枠で評価する
  • 札幌圏の有効問い合わせを計測できる導線がない状態では、論文シリーズの移設は実施しない
3媒体の導入順序(第7章6節)よりも、この停止基準のほうが重要です。「2ヶ月目だからThreadsを開く」のではなく、「Instagramで決めた指標を達成したからThreadsを開く」と判断してください。未達の場合にやるべきことは媒体の追加ではなく、投稿テーマ・サイト導線・Googleビジネスプロフィールの修正です。

9. 調査方法と出典

主な出典

本レポートに記載した施策・目標値は、公開データに基づく提案です。実行にあたっては、院内の体制・工数・既存の予約導線を踏まえてご調整ください。また第5章の広告規制に関わる内容は、実施前に管轄保健所へのご確認をお願いいたします。